18-19 第5節vsLiverpool戦(H) フィルミーノへのタックルについて

こんにちは、少し間が空いてしまいました。

ご報告(?)です。今シーズンからマッチレポを書いていこうと思っていたのですが、それに割ける時間と内容を鑑みた結果、第5節にして諦めることにしました。。。毎試合ピッチで起こったこと以上の内容を書こうとするとかなりの時間を要しますし、逆に単なる試合の内容を伝えるだけならハイライトで事足りてしまい個人のブログで行うにはマッチレポは難しい題材であることを痛感しました。

 

 

さてリバプール戦です。

まずは観戦会お疲れ様でした。大勢での観戦会は初めてだったのですがとても楽しい時間を過ごせました。わざわざ関西から企画し代々木まで来てくださった関西スパーズのみなさん、An Solasさん、そして私と絡んでくださったみなさん本当にありがとうございました。

 

 

今回はヤン・ヴェルトンゲンとの交錯によるフィルミーノの負傷交代と、それに対するある方の反応について少し思うところがあったので自分の考えをまとめていきます。私はスパーズサポーターなのでおそらく完全に中立な目線からは見ていないと最初に弁解しておきます。

 

試合を観ていた方ならお分かりでしょうが、70分で0-2とかなり厳しい状況に立たされていた中フィルミーノがスパーズの左サイドの裏に抜け出しました。これに対しヴェルトンゲンがボールをクリアしようとした結果彼の指がフィルミーノの左目を直撃してしまい、これによりフィルミーノは試合続行が不可能になり交代を余儀なくされました。このプレーに対するリバプールの選手の抗議はなく公式記録ではむしろフィルミーノのファールとされています。

試合は結局後半アディショナルタイムのラメラのゴールも空しくリバプールの勝利に終わりましたが、試合後フィルミーノの目に指がめり込んでいる瞬間の画像が出回ると一部のプレミアファンの間でヴェルトンゲンやスパーズへの批判が相次ぎました。批判自体は個人の自由ですが、その中でも私が気になったのはあるグーナーの方のブログでした。

 

その方個人を糾弾する意図はないので(ブログの閲覧数を増やすのも癪ですし)ここで直接引用はしませんが元ブログを見たい方のために1万人以上のTwitterのフォロワー数を抱えた立派な大人で、「汚い」という意味を持つフランス語によく似た名前のグーナーとだけ言っておきます。

 

内容は大半が(何のセンスも感じない)小粋なジョークでしたが要約すると

  • またスパーズが敗色濃厚の試合でラフプレーにより試合を壊した
  • こんなラフプレーをするチームのサポーターとは名乗りたくないだろうとスパーズサポーターを嘲る
  • 最後に短く数行目に入ったのは不幸だがあのような形で腕を回したのはいただけないと持論を展開

こんな感じですかね。

 

 

 

 

 

念のため強調しておきますが、別にグーナーが煽るなと言いたいわけではないです。たとえ直接関係していない話題であっても相当根深いライバル関係にあるクラブ同士ですし両チームのチャントを聴くまでもなく多少の誹謗中傷は許容されるべきだと思います。

 

ただ、フットボリスタに寄稿するなど大きな影響力を持つ人物が誤解を与えかねない表現を多用し大勢の若いサッカーファンに誤ったイメージを植えつける姿勢に疑問を感じたまでです。

 

 

結局彼自身の意見は最後に書かれていたように「ヴェルトンゲンが全く悪くないというわけではないが、目に入ったこと自体は故意ではない」だと私は解釈しました。これはどちらかというとスパーズ寄りの意見ですし、あえてライバルチームに有利な発言をしているあたり公平な視点で物事を見ていてさすがだなと思いました。(スパーズ寄りの意見が客観的に真実だと言いたいのではなく、もし応援しているチームに引っ張られて公平な判断ができないのならわざわざスパーズ寄りの意見は言わないだろうという意味です。念のため。)

 

しかし記事の構成はどうでしょうか。冒頭の一文から

残念ながら、カスはどこまでもカスでした…

 

という誹謗中傷から入り

前々から、勝てそうもない試合は、パイプ椅子持ち出して試合をぶっ壊すという、トッテナムのクラッシャーっぷりはプレミア内でも有名でしたが、足元を潰すだけに飽き足らず、今度はリアルに人間的機能を破壊する方向にシフトザ・フューチャーした模様。

 

と具体的な例を提示しないままスパーズは荒いチームであるとの既成事実を作っています。「みんなも言ってるけど〜(誰が言っているかは伝えない)」が単なる発言者の意見に過ぎないことは賢明なみなさんなら重々お分かりでしょう。

と、なんかのマンガに例えながら散々スパーズディスを繰り返した挙句最後に言い訳のように前述の自らの解釈を述べ、フィルミーノの無事を願いながらそのブログは締められています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

理性ある大の大人が書くブログじゃないでしょ??????????????

 

 

これが私みたいなフォロワー二桁の雑魚垢のブログなら何も言いません。しかしたとえペンネームで活動していようとも公共の出版物に寄稿しているような方がそんな幼稚なミスリードをしていて本当にいいのでしょうか?またそれに影響されて不毛で終わりのない誹謗中傷をしていて本当にいいのでしょうか?

 

海外でもそういうのありますけどね、ただ学生ならともかくそういう立場にある人は自分の影響力を考えて理性的に行動してしてほしい限りです。ただでさえ日本ではスパーズサポーターは量的にも迫害されていますしね。。。

 

 

一応あのシーンを何回か見て私はヴェルトンゲンは左足でのクリアを意図しボールに触ることはできたもののフィルミーノの方に反転せざるを得ず、回した左腕が結果として不運にもフィルミーノの目に直撃したというのが真実ではないかと思いました。ただ故意過失関係なく実際にフィルミーノは退場していますし全くヴェルトンゲンの反省する必要がないというわけではないですね。

 

ただ15-16からずっと言われている「暴力団」や「荒い」という批判の例にこれをあげるのは支離滅裂であるように感じます。そういうのはわざとした行為に対して向けられるものですからね。ララーナがマーシュにやったようになんて言ったら余計ですか。。。。

 

あの様々な因縁があったチェルシー戦だけで植えつけられた変なイメージが早く払拭されることを心から願っています。良いことはちゃんと良いと判断しないとね。

 

パリ戦に出られるかはともかくフィルミーノが軽傷でよかったです。CL頑張ろうな。