18-19 第2節vsFulham(H) 主に前半
こんにちは、kです(ハンネがブレブレ)。まだなんかしっくりきてなくてまた変える気がするのでしばらくはアイコンで把握してくだされば嬉しいです。
さて、前節なんとか勝ち切った中での第2節です。
#THFC: Lloris (C), Trippier, Alderweireld, Sanchez, Vertonghen, Davies, Dier, Eriksen, Lucas, Dele, Kane.
— Tottenham Hotspur (@SpursOfficial) 2018年8月18日
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スパーズのスタメンは前節から2人変わっています。なんと言っても注目はトビー・アルデルヴァイレルトですね。売り物に怪我をさせてはいけないこの時期に彼を使うということは少なくともあと1年は残りそうです。
そして彼の復帰に伴い3バックが復活しました。開幕前、後釜のCBの補強の現実的な噂がなかったことから彼が去った後は頭数的にシーズンを通して4バックしか使わないのではないかと個人的に思っていました。それだけに3バックや、昨シーズンのCLでよく機能していた5-3-2がまた使えるようになったのは戦術の幅を維持できたといえるでしょう。WBがトリッピアーとデイビスなので3-4-2-1は考えにくいですし、ルーカスモウラとケインの2トップの5-3-2でいくのでしょうか。
3⃣ changes to your starting XI for today’s game against @SpursOfficial … #TOTFUL pic.twitter.com/Npx4mCVbl1
— Fulham Football Club (@FulhamFC) 2018年8月18日
フラムは4-3-3のようですね。第1節の試合を見ておくべきでした。
スパーズは守備時 5-3-2で昨シーズンのソニーの位置に(サイドは逆ですが)ルーカスモウラが入っています。
守備時5-3-2、ルーカストップ
— k (@Stilicho8) 2018年8月18日
ビルドアップはダイアーがアンカーで3バックと菱形を作りながら両SBをかなり高い位置まで上げています。デレアリ、エリクセン、ルーカスモウラあたりはかなり流動的だったので捉えきれているかいささか不安ですが、大体このような形になることが多かったと思います。
また背番号がバラバラですみません。こういうのもっといい感じに作れるアプリをご存知でしたら是非とも教えてください!
この試合ではアルデルヴァイレルトとダイアーから主にトリッピアーへのフィードが目立ちました。アルデルヴァイレルトは18本中13本のロングパスを通し、トリッピアーはなんと13本ものクロスを上げました。
Alderweireld with 18 long balls (13 accurate) today; man, we've missed his passing range. Trippier a little too cross-heavy for me today. 13! Just 4 accurate. Davies with 5, 2 accurate on the other side, & Davies created the most chances (3). Trippier's free-kick, though - woof!
— Chris Miller (@WindyCOYS) 2018年8月18日
ミラー氏も言っているようにこの試合でのトリッピアーのクロスは少し精度を欠くものが多かった印象です。ただなぜこんなにも多くトリッピアーがいい位置でボールを受けることが出来たのでしょうか。
ビルドアップでまず注目すべき点は最終ラインの菱形です。三角形を作ってパスコースを確保するのはビルドアップの基本ですが、これが菱形になるとさらにパスの選択肢はさらに増えます。実際に1トップのミトロビッチ(①)は守備時いないも同然で、セリ(③)とケアニー(②)もかなり難しい守備を強いられていました。
次に注目したい点はスパーズのビルドアップの進め方です。基本的に左サイド側で短めのパスを繋ぎ、右サイドにフィジカル能力に長けたオーリエやシソコ、高精度のクロスを持ち味としたトリッピアーをおきロングボールなどによって局面を進める形になることが多いです。
《参考記事》
この試合の前半でキレイにトリッピアーへロングボールが渡ったシーンは前半9分のアルデルヴァイレルト、前半20分のダイアー、前半35分のダイアーなどが挙げられますが、そのどれも左サイドでデイビスやケインが絡んだあとに最終ラインまで戻し、DFラインがスライドしない内にフィードを通しています。ケイン+ルーカスモウラorエリクセンが相手DFラインの選手を最低2人ピン留めしてスライドを妨げているのも見逃せませんが、菱形を作ることによる最終ラインでの安定したボールキープと相手守備陣を左サイドに密集させたことが大きな原因であると思いました。
これはヴェルトンゲンとアルデルヴァイレルトのパスの傾向の違いからも顕著に見てとれます。アルデルヴァイレルトがこの試合のようにロングフィードで局面を打開することが多いのに対してヴェルトンゲンはフィードよりも自ら持ち上がったりショートパスを用いることが多いのはスパーズの試合を見ているとよく分かると思います。
Jan and Toby (and Davinson) bring different passing styles to the pitch, but when they’re at their best they complement each other so well. https://t.co/cfxQXlrXlF
— Cartilage Free Captain (@cartilagefree) 2018年8月18日
また、引用したブログでは左サイドのアタッカーにスピードで勝負するドリブラーがいなかったことがオーリエが高い位置をとれた理由としていましたが、セセニョンがそのポジションにいたらたとえ3バックと言えどもっとピンチを作られていたでしょう。彼が右サイドでSBのようなポジショニングをとっていたのには正直驚きました。恥ずかしながら彼のプレーを見るのは初めてでしたが、たしかにこの位置でも前半何度か決定的なチャンスを作っていましたしNEXTベイルの異名も頷けました。しかしこの試合に関しては左サイドにおきトリッピアーをマンマーク気味に見ながらカウンターで裏を突くべきであったように感じます。彼がいなくても前半17分、27分、35分と連携ミスから危ないシーンはあったので。
かなり急いで書いたのでぐちゃぐちゃな文章構成になってしまいましたが、それでも最後まで読んでくださりありがとうございました。毎節は正直厳しいことが分かりましたが、最低でも2~3週間に1記事は書きたいと思います。では。