今夏移籍市場の動きについて Part 1

 

 

久しぶりのブログ更新ですがみなさんお元気でしょうか?僕は死んでます。

 

 

 

ひとまずCL決勝観戦会お疲れ様でした、そして本当にありがとうございました。東京で参加させていただきましたが200人がたとえ苦しい時間帯であっても懸命に声を出し、マドリードにいる選手たちに思いを伝えようとするその姿はとても勇ましく、僕も心打たれました。

 

 


さて、試合前プレマッチイベントと銘打って終電からキックオフまでの時間帯に座談会が開かれ、ご縁があって僕も登壇者の1人として参加させていただきました。そもそものサポーター歴が短くまた今シーズンも一部追えなかった時期がある中でどれほど有益な意見を出せたか分かりませんが、少しでも座談会の成功に貢献できていたとしたら至極光栄です。

 

 


今回9ヶ月振りにブログを動かしたのは座談会で話させていただくにあたって自分の中で考えていた夏の選手補強パターンをここで備忘録の形で公開しようと思ったからです。

というのも座談会中、「今後日本でスパーズサポーターを増やすにはどうすればいいか」という問いに対してある方が「ファンブログの拡充」と答えておられました。自分の愚見がどれほど役に立つかは未知数ですが、人々の目に見える形で置いておくことで今後のスパーズサポーターの議論の一助になれるならその価値はあると存じました。

座談会では結局トビーやエリクセンの去就と最も獲ってほしいポジションについてしか話す時間がなかったので、できればその他のポジションに関しても私見を述べておきたいというのもありますが。

 

 

 

 


まず選手移動の前提となる今シーズンの評価ですが、多くの人が認めるようにポチェッティーノ第1章が終わったことは明らかでしょう。それはCLの結果を抜きにしてもです。ここ2回の移籍市場での動きがなかったのもありますが、現在のスカッドの可能性はほとんど絞りきったかなーというのが正直なところです。

シーズン開始当初まだこいつは実力を発揮しきれていないという伸びしろを感じさせていたのはガッザニーガ、フォイス、オーリエ、シソコ、スキップ、エイモス、ルーカス、ジョレンテあたりですが、怪我でシーズンを棒に振ったエイモス以外はほとんどがそのクオリティでチームを助けることに成功しました。既存の主力の相乗効果もすでにその限界を迎えつつある印象で、来シーズンには何かを変えなければいけないことは明白でしょう。

得てして限界を迎えるのをただ待っているよりもあえて先回りして自ら壊した方が被害も少なく立ち直りも早いことが多いので、個人的には来シーズンは次の5年前後を見据えたその礎となるシーズンにしてほしいですね。ですのでPLやCL優勝はあまり目指してないです。そりゃとれるならとりたいですが。

 

 

 

そんな前提で考えている選手移動ですが、先に概観を示しておきます。

 


確定で放出

ミシェル・フォルム

キーラン・トリッピアーorセルジュ・オーリエ

トビー・アルデルヴァイレルト

クリスチャン・エリクセン

ジョルジュ・エンクドゥ

ヴィンセント・ヤンセン

 


状況に応じて放出or残留

カイル・ウォーカー・ピータース

ビクトル・ワニャマ

フェルナンド・ジョレンテ

 


確実に獲りたい

HG持ちのベテランGK

左利きの若手CB

ボール扱いに長けた2.5列目アタッカー

 


状況に応じて獲りたい

主力級のRSB

ワニャマの上位互換となるアンカー

トップもこなせる有望()ドリブラー

 


スパーズの試合以外をほとんど見ないので具体的に誰が良いとは言えませんが、まあ条件にあう選手はさすがにいるでしょってノリでやっていきたいと思います。笑

 

 

 

GK

 


フォルム放出→HG持ちのベテランGK獲得

 


今夏で契約の切れるフォルムに関しては多くの人が考えているようにフリーで放出でしょう。咋夏に契約を1年延長したのは間違いではないと思いますが、ここで貴重な非HG枠を消費してしまうのはあまりにもったいなさすぎます。後釜に関しては3人目ですしGKとしての実力はあまり重視せず、HGを消費できるようなベテランで数を合わせたいです。

ロリスも決して若くないことからそろそろ若手の後継者を見つけたいという意見もありますが、パウロペスの例を見る限り若手の成長にとって最も重要である試合経験を提供できる余地は今のスパーズにはないです。個人的にはポストロリスはひとまずガッザニーガで先延ばしして、彼が今のロリスくらいの年齢になる頃にまた考え直すべきじゃないですかね。今はあまりにもロリスの壁が厚すぎます。

 


RSB

 


プランA:トリッピアーorオーリエ放出→残った方とKWPで競争

プランB:(トリッピアーorオーリエ)+KWP放出→残った選手を控えにして主力級RSBを獲得

 


RSBに関しては人によって最も意見が分かれるポジションでしょう。メディアからもしきりに補強のニュースが流れてきますね、ワンビサカとかワンビサカとか。

僕はKWPの去就によってプランが分かれるのではないかと考えています。ここ2シーズン、KWPは3番目の序列でたまに出ては好プレーを連発するといった状況でしたが、それはおそらく今シーズンで最後になるでしょう。というのも先日発表されたU-21EUROのメンバーに彼は落選してしまいました。予選が始まったときに21歳以下であれば資格を得るため22歳のKWPも出場できるはずで、その上予選にもコンスタントに選出されていた状況であったのにも拘らず本戦では選ばれない。これが今のKWPに対する客観的な評価といえるのではないでしょうか。

そろそろ彼をファーストチョイスにするかもしくは袂を分かつかの判断を彼もポチェッティーノも迫られてるはずで、それによって外部から買ってくるか否かも決まるような気がします。RSBより資金を回すべきポジションはあるし、KWPというダイヤモンドを捨てるのは余りにも惜しいのでプランAに落ち着くとは思うんですが。ワンビサカだってどれだけ攻撃面で貢献できるか分かんないし。

 


CB

 


トビー放出→左利きの若手CB獲得

 


今夏こそトビー・アルデルヴァイレルトの去就をはっきりさせなきゃいけないでしょう(後述するエリクセンも同様)。

座談会では前提なしにいきなり放出と書きましたが、言わんとするところは2人とも契約はあと1年でおそらく延長の意思はなし、となると放出は避けられないという至って普通の意見です。最悪のシチュエーションはフリーでの放出であるのは間違いないので、避けたい順にフリーで放出、今放出、契約延長って感じですかね。まあいつまでも彼らに頼りきりでいるわけにいかないので、本当に個人的な意見では変に延長されるよりいっそ出してまた一から作り直したい気もしちゃいます。

ただトビーに関しては後釜は必要ない、というよりすでに現スカッドにいると思ってます。

ダビンソン・サンチェスは今季不安定なパフォーマンスでしたが、そもそもの彼のフィジカルに頼るプレースタイルでは今の時点でのこの出来はある程度予想されていたのではないでしょうか。これから先輩の元で徐々に経験やテクニックを身につけよう的なフェーズにあるはずですし、批判するなというわけではないですがもっと長い目で見ていいのでは?とつい甘く見てしまいます。

ファン・フォイスも3バックの右かRSBかという位置付けになりつつありますがサンチェスと競う形で経験を積ませていきたいので、右利きに関してはこのままで継続する形でいくのではないでしょうか。

 

 

問題は左です。移籍の噂が出ていないので目立ちにくいですがヤン・ヴェルトンゲンも同じく来季で契約が切れる状況で主だった控えも後述するベン・デイビスを除きいません。彼の契約に関しては若干楽観視していますが後進の確保は必須です。

正直僕は今シーズンここに一番注視すべきではないかとすら感じています。シーズン中にベンデイビスを何試合かここで起用し好パフォーマンスは見せていましたが、デイビスコンバートは最終手段として右サイドのように今後10年を担える選手が欲しいですね。LSBとしてのデイビスを捨てるのは惜しいですし。

またできれば右利きの選手ではなく左利きにこだわりいです。右利きでも素晴らしいLCBはいますが、ビルドアップの面でも守備の面でも左利きを置くメリットは計り知れないです。まあ今更僕が力説する必要もないかもしれませんが。

 

 

 

学がないものでつい長くなってしまいました。ここから次は中盤と前線について書き進めるつもりだったんですが、疲れちゃったのでまた稿を改めて書こうと思います。試合のない期間はこういう話題について話し合うのが一番楽しいですし、何か感想や異論などあったら是非是非お願いします。匿名の方がよければ質問箱をぶら下げるつもりなのでそこにでもお願いします。では。